少しだけ、強く、踏み出す

日常思考録

カテゴリー:自分思考|対象:全員


「また、できなかった」

そう思う夜が、誰にでもある。

始めようと思っていたこと。
変えようと決めていたこと。

でも気づけば、いつもと同じ一日が終わっている。

布団の中でスマホをぼんやり眺めながら、「明日こそは」と心の中でつぶやく。
その繰り返しに、少し疲れていないだろうか。


「足りない」を数えることをやめた日

私にも、ずっと何かが足りないと感じていた時期がある。

収入、時間、自信、自由——。

「あれさえあれば」「もう少し環境が整えば」と、いつも何かを待っていた。

でも経営を続ける中で、ある言葉に出会ってから、少しだけ考え方が変わった。

「吾、唯足るを知る」

足りないものを数えるのではなく、今あるものを見る。
それだけのことなのに、これが意外と難しい。

子供が3人いる。妻がいる。
今日も仕事ができた。ご飯が食べられた。

それを「当たり前」と呼ぶのか、「十分」と呼ぶのか。
その解釈ひとつで、一日の重さがまるで変わる。


踏み出せない本当の理由

踏み出せないのは、意志が弱いからじゃない。

「失敗したらどうしよう」
「続かなかったらみっともない」
「今じゃなくてもいいか」

そういう小さな声が、行動のすぐ手前で足を止める。

私も何度も経験してきた。
新しい事業を始めるとき。スタッフに厳しいことを伝えなければいけないとき。
変化が必要だとわかっていても、動けない瞬間がある。

でも、気づいたことがある。

完璧に準備が整ってから踏み出した経験は、一度もない。

いつも、少し怖いまま、それでも動いた。


「少しだけ」でいい

大きく変わろうとしなくていい。

今日、5分だけ早く起きる。
一言だけ、言えなかったことを伝える。
ずっと後回しにしていたあのことに、10分だけ向き合う。

その「少しだけ」が積み重なったとき、
半年後の自分は確実に違う場所に立っている。

私はそれを、自分自身の経験で知っている。

足りないものを嘆くより、今あるもので動く。
理想の自分を待つより、今日の自分が少しだけ強く踏み出す。

それだけでいい。


あなたの「少しだけ」は、何だろうか。


yuu.|日常思考録

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